前回(第12回)の「漱石公園編」で、文豪・夏目漱石と熊本のつながり、そして東京にあるゆかりの場所についてくましく学んだくまモンとお兄さん。
実は、新宿区区長さんから追加情報をいただいていました。
それは、このすぐ近くに、もう1人、くまもとと深いつながりのある歴史上の偉大な人物に関するゆかりの場所があるという事実!
せっかくなんで、そちらにもお邪魔してきました!
今回は前回から引き続き、東京新宿にある「東京の中のくまもと」をご紹介します。
「小泉八雲記念公園にやって来たモン!」
皆さんは小泉八雲をご存じですか?
小泉八雲(別名:ラフカディオハーン)は、あの有名な「怪談」を記した作家です。
八雲の妻である節子から聞いた日本各地に伝わる伝説、幽霊話などを再話し、独自の解釈を加えて情緒豊かな文学作品としてよみがえらせた
のが「怪談」。「耳なし芳一」を世界に広く紹介したことで知られています。
「八雲さんの胸像だモン!」
「八雲さんの経歴がくましく書いてあるモン!」
小泉八雲は1850年(嘉永3年)、ギリシャでアイルランド人の父と、ギリシャ人の母との間に生まれます。
19歳でアメリカへ渡り、24歳のとき新聞記者となります。そして外国文学の翻訳、創作を発表して文才を認められるようになります。
1890年(明治23年)、39歳のとき記者として来日。
1896年(明治29年)に神戸から東京に移り住み、東京帝国大学の教壇に立ちました。
1902年(明治35年)、最初に住んだ市ヶ谷富久町からこの地(新宿)に転居し、2年後になくなるまで住んでいました。
その旧居跡の向かいに、ここ「小泉八雲記念公園」があります。
「柱の陰からこんちくわ!だモン☆」
この公園は、1989年(平成元年)、新宿区と八雲の生誕地ギリシアのレフガタ町が友好都市になったのを記念して作られたもの。
なので、門や柱、壁など全体的にギリシア風の造りになっています。新宿区にこんな公園があるなんて知らなかった方も多いのでは?
ギリシャ風の柱や花壇など、ちょっと他の公園とは違った雰囲気です。
「こちらのプレートも見てほしいモン☆」
八雲が幼少期を過ごしたアイルランドの家にあるプレートと同じものが掲げられています。
「ふむふむ、ふむふむ・・・・」
「わかったふりしなくていいよ、くまモン」
さて、こちらの写真は、くまもとにある「小泉八雲旧居」です。
小泉八雲熊本旧居は、明治時代、第五高等中学校(現在の熊本大学)の英語教師として熊本に赴任した際、最初の一年を過ごした住居です。八雲の作品の一つで ある「知られぬ日本の面影」はここで執筆されたといわれています。
平成7年(1995年)に復元された住居内には、八雲の足跡を紹介したパネルや作品のほ か、当時、八雲が毎朝礼拝したといわれる神棚も残されています。
「八雲のくまもと時代」について、詳しくはこちらをご覧ください。
今回案内していただいた新宿区職員の方々、本当にありがとうございました。
「『小泉八雲記念公園』を『くまもとサプライズin東京・第13号』に認定だモン!」
「そしてまた近いうちに、『東京の中のくまもと』紹介するモン☆」
それでは、第13回「くまもとサプライズin東京」はこのへんでおしまいに。
♪はい、おしまい!あとぜき!♪
「小泉八雲記念公園」
URL: http://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/midori01_001012.html
東京都新宿区大久保1-7